数日前のニュースだし、書くのをいったんはやめたんだけども……ううむ。
「金色のガッシュ!」の原稿紛失で、作者である雷句誠さんが提訴なさいましたね。
金色のガッシュの作者、雷句誠さんのブログを拝見しました。
今、雷句さんのブログには、訴えるに至ったまでの経緯も詳細に書かれた陳述書が全文掲載されています。
そしてそれを載せることで得た反響についても、次の記事で語っておられました。
陳述書は昨日、次の記事はさっき読んだのですが、どっちも途中で涙が出てきた……
人間って、仕事上どころか生きていく上でも完全には対等ではいられないものだなとは思うのですが、私はやっぱり対等でいたいと思います。
立場や地位はともかく、人としては対等でいたい。
人間の立場も性別も取っ払ったら、あとに残るのはその人の本質だけでしょうに。
立場で命令するのはかまわない、けど、人の尊厳や気持ちを踏みにじっていいものじゃない。そんな時代では、もうない。
雷句さんは、人として対等でいたいっていう当たり前の気持ちを踏みにじられたんじゃないかなって。
原稿を失くされたっていうのはきっかけにすぎないんじゃないか、訴えたいのはもっと別のことなんじゃないか。
そう考えたら、もう涙止まんなくなる。
漫画家生命をかけて提訴するまでの何かが、サンデー編集部にはあったんだよ。
雷句さんが過剰だという意見も見るのですが、私にはそうは思えない。
陳述書全文、繰り返し読んだけど。あれが全部真実だとしたら、今までどれだけしんどい思いをしてきたんだろうかと……
ガッシュは読んだことがありませんが、小学生の私の従兄弟が大好きで、コミックスも全巻持っています。
私もアニメをたまたま見て、キャラクター背景もストーリーもまったくわからないのに、ぼろぼろ泣いた覚えがあります。
今回のことを乗り越えて、また新しく漫画を書いていただけると嬉しい。
編集者を目指していた(目指している)私にとっては、今回のこのニュースは衝撃的でした。
忘れないでいよう。