・海の底/有川浩
有川著作ということでずっと気になってはいたものの、なんとなく手が出なかった作品。自衛隊三部作のひとつですね。
某駅にある書店で母が「図書館戦争の人なら面白そうだし、買ってあげる」と言い出したので、ありがたく買っていただきました^^
いやしかし、たまらんぜ、これ……
あらすじはWikipedia引用。
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米軍横須賀基地に停泊中の海上自衛隊潜水艦「きりしお」は、唐突な出航命令を受けた。予定になかったことから大半の乗員が不在のままではあったが、ともあれ命令に従おうとした「きりしお」は、湾内に潜む何かに囲まれたことで身動きが取れなくなった。
艦を捨てての退去を決断した艦長以下の乗員が陸上に見たのは、人間大の巨体を持つザリガニのような甲殻類の大群が這い回る基地、そしてそれらに捕食される人々の姿だった。基地外への退路が完全に塞がれたことで、夏木大和三尉、冬原春臣三尉は救助した民間人の子供ら十三名と共に「きりしお」内へ退避した。 しかし、艦の停泊場所が米軍基地内であること、また湾内が甲殻類に埋め尽くされていることから早急な救助対応は望めず、「きりしお」は孤立した状況に置かれてしまう。
「非常“識”事態」に戸惑いながらも、自衛隊への主導権移行には及び腰な警察。他国が基地施設に介入することをよしとしない米軍。対応が錯綜する中、やがて市街へ侵入した甲殻類の圧倒的な数と強靭な生命力、容赦ない襲撃に対して、市民救助のため前線に立つ神奈川県警機動隊は凄惨な戦いを強いられることになる。
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「電撃屋.com」では「突きつけられた“死”が“生”を奮い立たせる!」と紹介されていたこの作品、まさにその煽り文が相応しい。
巨大甲殻類、というと「どんなパニック映画だよ!」とツッコミを受けそうですが、まさに「パニック映画」です(笑)
でもちゃんと甲殻類が巨大になった理由も作中で推論が立てられていますし、対策も現実的といえば現実的…かな。断定できないのは、機動隊や自衛隊が動かなきゃならない状況というのを、私が想像できないせいです。
自衛隊モノ、というか、半ば機動隊モノという感じもありますが、それは些末なこと。
「燃え」があることには違いない! ただのパニックだけじゃあ終わりません。
巨大甲殻類が人を餌として追いかけ、食らう描写には怖気が立ちます。
それを救いたいと思いながらも、ままならず悔しい思いをする人々の心理描写も見事。
私は人が死んだり怪我をするたびになんか泣いてました。男泣きに近い感覚でwww
だって、みんなかっこいいんだよー。
メインの登場人物、自衛官の夏木と冬原がまたいいコンビなんです、これが。
無愛想で人間関係に不器用な夏木と、人当たりはいいけど正論で語るだけに、時々辛辣な冬原。この2人は、相手が子供だからといって容赦のある人物じゃなかったです(笑)
図書館戦争の堂上と小牧を彷彿とさせる関係でした。でも事態が切迫している分、堂上と小牧より容赦ないよ!(2回目)
読みどころは、この2人と艦内に取り残された子供たちの関係の変化や、自衛隊が出動するまで奮闘を続ける機動隊の活躍かな。
ヒロインは、子供たちの中でも最年長の高校生、望。
有川ヒロインの定番として、やはり追い込まれると強いw
終盤の、記者に向かって啖呵をきるシーンは必読ですよ!
彼女と夏木の心の触れ合いがもどかしくてやきもきするんですが、そこはそれ、ちゃんと落ち着く所に落ち着くところは、さすが有川さん。読者の期待を裏切りません。
自衛隊や機動隊に関する描写は男性顔負け、これ本当に女性が書いてるの? という緻密さなのに、心理描写や軽快な会話文が入ることで堅くなりすぎない、相変わらずバランスのいい作家さんです。
女性ならではの描写も数多く見られて、軍事モノが苦手! 自衛隊とか機動隊に興味ない、という方にも、さらっと読んでいただけるんじゃないでしょうか?
自衛隊三部作の中では、最も派手な作品だと思います。オススメ。
・空の中/有川浩
同じく自衛隊三部作の、こちらは空自モノです。
これはちょっと前に、短い感想を記事にしましたね。以下あらすじ。
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200x年1月7日、日本初の超音速旅客ジェット機「スワローテイル」が四国沖の自衛隊演習空域高度2万mを試験飛行中に突如爆発炎上する。2月12日、航空自衛隊所属のF15Jイーグル2機編隊が事故空域を飛行実験中、同じく高度2万mで1機が爆発炎上、編隊長である斉木敏郎三等空佐が死亡する。立て続けに発生する原因不明の航空機事故。
その日、高知県に住む斉木三佐の息子である斉木瞬は海で、半透明の乳白色で不定形の、クラゲのような奇妙な生物に遭遇する。携帯電話を介して拙いながらも言葉を発するその不思議な生物を、瞬と幼馴染の佳江は家で育てることにする。天涯孤独の身になった瞬は父を失った心の空洞を埋めるかのようにその生物をまるで家族のように可愛がり、コミュニケーションをとろうとする。
原因不明の航空機事故と、謎の知的生命体。それらに関わる人々はやがて、ある場所へと集まっていく。
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こちらは海の底よりもちょっとおとなしめで、バトルシーンはほとんどありません。
でもその分、心の交流や会話による駆け引きといった要素が多いように思います。あと、SF色が強い印象。
何せ知的生命体ですからね! 「海の底」では途方もない大法螺が巨大甲殻類だったわけですが、この作品ではそれが未知の知的生命体というわけです。
大法螺の周りを緻密な描写の「現実」で固めることでリアリティを出した、これも見事な作品です。ちょー面白いです。
有川作品はいつもキャラクターが魅力的なんですが、「空の中」はもう…全員いいよ!
私のお気に入りは、事故の原因を調査するために岐阜基地にやってくる、「スワローテイル」の開発メーカーに勤める男、春名高巳です。
この春名が光稀と共に挑むのは、知的生命体【白鯨】(便宜上の呼び名)とのコミュニケーション…なんですが、このやり取りをしているときの高巳のかっこよさ、
パねぇ!
飄々としながらも、抑える所は抑えて、歩み寄りつつ引き寄せる。その巧みさに脱帽!
【白鯨】には真摯に語りかけているし、相手が腹に一物抱えた人間である時は、その話術で自分のペースに巻き込んでいく。
いやもう、行動の大部分が「話す」ってだけなのに、ここまでかっこいい人っているんですか! とそわそわしました(笑)
難攻不落の女性パイロット・光稀が、高巳に巻き込まれて可愛くなっちゃうのもいい。もう有川さん最高。
で、高巳と光稀は言うなれば「大人サイド」。
「子供サイド」の瞬と佳江も、これまた痛いの痛くないのって。思春期に体験した痛さ、ここに再びw
自分は間違ったって気付いても引き返せなくて、「間違っている方へどんどん進んでいったら、一周して正解にたどり着くかもしれない」と思う、瞬の気持ちがよくわかる。
少年らしい潔癖さで、「このままじゃ佳江に触れられないんだ」って佳江のもとを離れる瞬の切なさったらないよー!
佳江は佳江で、あー、この強さが有川ヒロインだな、という感じの子。
瞬ぐらい繊細な子には、佳江くらい豪気な方が合うんだなぁ(笑)
あと、宮じいの存在は本当に大きい。瞬も佳江も、作中の敵役とも言える真帆も、宮じいなくしては救われなかった。
柔らかい土佐弁と老練な台詞のひとつひとつが、筆舌に尽くしがたいほど心にしみます。
【白鯨】を打ち落とせ! と核弾頭を日本に向けてまで圧力をかけてくる某国や(すごく某国“らしい”描写で噴きましたw)、国民感情と国益、その圧力に負けて対策本部を無視し、【白鯨】への米軍によるミサイル攻撃を受け入れた政府(米国らしい、そして日本らしい描写で噴きm(ry)、【白鯨】掃討を旗印に掲げる遺族団体「セーブ・ザ・セーフ」…組織や国家の思惑もうまく絡んでいます。
さらに何度も何度も言いますが、宮じいこと宮田喜三郎が素晴らしい!
宮じいと瞬・佳江のその後を描いた掌編、「仁淀の神様」は、涙なくしては読めません。必読です。
宮じいが瞬に語りかけるたびに、涙がぶわっと出るようになりますwwww
誰にでも胸を張ってオススメできる良作です。
・塩の街 wish on my precious/有川浩
これも自衛隊三部作です。一応陸自を扱っていますが、他2作よりももっと、自衛隊色の薄い話。
有川さんはこれがデビュー作だそうです。電撃文庫で発刊された後、ハードカバーで書き下ろし・改稿の末リニューアルした異色作品。ハードカバーなんて買うお金もスペースも(笑)ないので、私は電撃の方を買いました。
以下あらすじ。
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塩害により塩に埋め尽くされ、社会が崩壊しかけた東京で暮らす秋庭と、真奈。2人の前を時に穏やかに、時に激しく人が行き過ぎる中で、2人の気持ちは徐々に変わりつつあった。
そして、2人の許へ訪れた1人の来客が秋庭と真奈、そして世界の運命を変えることとなる。
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ここでいう塩害っていうのは、一般的な塩害ではなく、人が塩と化して死に至る原因不明の病のこと。原因は半年前に空から降ってきた塩の塊なのか?(物語の核心なのでぼかしてみる)という話。
うーん、「海の底」「空の中」ときて期待をしすぎていたせいもあり、感想としては今ひとつ、というのが正直な所です。
というのも、恋愛色強すぎ!
私は恋愛モノは好きですが、「自衛隊三部作」に求めていたものがその名の通り「自衛隊」、もしくはそれに順ずるドキドキ感を与えてくれるものだったわけです。
その中に要素として、ちょっとのラブがあるから萌えるんじゃないか!
とはいえ、とても丁寧に書かれた作品だと思います。
ただ惜しむらくは、インパクトが薄いんだ、これが……
あと、九割カバー絵で損してる。九割五分五厘っていってもいいくらい損してる…!
ハードカバーで出したかった編集さんの気持ちも、とてもよくわかりました(笑)
イラストで話の良し悪しが決まるわけではないと知ってはいても、実際イラストを見て買うことをやめた人だっているはず…というくらい、万人ウケしないイラストです(苦笑)
ちょっともうなんでそんなパースの狂い方するの! それ人体の構造としておかしいでしょ! と挿絵にツッコミ入れること数回、途中から「絵は存在しない絵は存在しない」と念仏のように唱えながら読みました。
いくら良し悪しが左右されないっていっても、イラストがあるとある程度キャラクターのイメージって出来上がっちゃうんだよ! 漫画脳なめてんのか!www
「塩の街」→「空の中」→「海の底」と発表したことを考えると、図書館戦争は筆者のミリタリー系作品の完成系だったのかも。作品を重ねるごとに隙がなくなっていく感じですね。
まぁここまでこき下ろしてる感じになっていますが、シーンを切り取っていくと、確かに涙ぐむ場面もあり、毒のあるキャラクターもいて、実直なヒーローと芯の強いヒロインは有川作品の原型であり…と、決して悪くはないんです! ここ重要!
個人的に1番好きなのは、自分のためだけにしか動かない入江。こいつもう好き勝手し放題です(笑)
見ていて笑みのこぼれる類の好き放題ではなくて、人として最低な方の好き放題w
でも1番すごい奴です。あそこまで自分が好きだったら、人生楽しかろうなぁ…
入江の台詞で、1番好きなのはこれ。
「愛は世界を救うって、ヘドが出そうなキャッチコピーの番組やってたの知ってる? 愛は世界なんて救わないよ。賭けてもいい。愛なんてね、関わった当事者たちしか救わないんだよ。救われるのは当事者たちが取捨選択した結果の対象さ」
確かにその通りだ!(笑) と思いましたよ……
ラブ・イズ・オールは私も主義じゃないです。
勝手な事を言わせて貰えば、「塩の街」はいわゆるセカイ系。
で、「空の中」はセカイ系へのアンチテーゼっぽいですね。本人がアンチテーゼってあんまりききませんけど。
高巳の台詞に「個人関係なんてあやふやなものに種族間の講和を担わせちゃうのは却って危険だと思うんだけど」とあったりしますし、「個人」では世界は救えない、世界を救った後の「セカイ」を「持続」させていくには「組織」が必要、という理屈は、まったくもってその通りです。
セカイ系のセキュリティーホール、という書評をどこかで読みましたが、まさにその通り。
「塩の街」は、それこそ愛が世界を救います。
大切な人が無事なら、世界なんて滅びてもいい! でも結果的に世界は救われる。すげー。
「君たちの恋は君たちを救う。僕らは君たちの恋に乗っかって余禄に預かるだけさ」
インパクトのそんなにない話の中で、このフレーズだけは印象が強いです。
まさに世界を犠牲にしかねないほどの大恋愛なんですが、冷静に考えてみると、男性にしてみたら「はぁ?」ってなもんかもしれないですね。感情論すぎて、良くも悪くも女性的。
さらに「海の底」では、もうまったく、個人感情なんか役に立ちゃあしません。
感情は組織の前に塵芥に等しく、しかしそれでもと奮闘する姿が泥臭くてかっこよくて、涙を誘う。「海の底」では、その組織の壁を知略で乗り越えます。
図書館戦争でもしかり。感情と組織の折り合いをつけながら、問題を解決していくしか手立てはないという世界観。
それでも図書館戦争では爽快感が勝るのは、主人公・郁の性格による所が大きいでしょう。
なんじゃそりゃー! と、読者と一緒に憤って抗ってくれるから、解決したあとは清々しいのですよ!
「塩の街」は
、「本当になんとかなっちゃったよ…」という呆気にとられた感満載。
長くなったな…まとめ。
有川さんの評判を聞いて「塩の街」から入った人が、この1作で他の有川作品を読まずに離れてしまうこと、それだけが心配です。いくら面白くても、それは「それなりに」という印象。
「ふーん、こんなもんか」と思われたらと思うと…!
いいから、「空の中」を読んでみなさい! 次は「海の底」にお行き! と、ガンガン背中を押したくなります。
何が面白いかは、読めばわかる。さぁレッツリーディング!
・No.6 #7/あさの あつこ
読みたくて読みたくてしかたがなかったのに、買えてませんでした最新刊。やっと買ったよ!
続き物なのであらすじは省きますが、もう…たまらん…!
プラトニックホモ万歳! と電車の中で震える始末でした。
相思相愛すぎるだろ…!
いや、決してボーイズラブな作品ではないんですが、そこがあさの作品の醍醐味とも言えましょう。
まず、ネズミが号泣したのが意外すぎました。
ついに人を殺してしまって錯乱し、自分のこめかみに銃を向けた紫苑を殴り、そのまま覆いかぶさって泣くんですよ…!
ネズミは紫苑が優しい奴だと思っていて、その紫苑を自分が巻き込んで殺しまでさせてしまったからと泣く。内心で赦しを請いながらってのがまた……!
だってあのネズミがだよ! 傲岸不遜でナルシストで、超俺様なネズミがだよ!
涙の止め方がわからない、って言うネズミが妙に可愛かった…
そして紫苑が「きみが泣くのを初めて見た」と言いますが、実は泣いたのは2回目なんだよね。
1度目はそう、3巻の別れのキスシーンでしたね。
…だからおまえどんだけ紫苑のこと好きだよ。
紫苑がネズミの涙を見て、「無防備な涙がたまらなく愛しい」と思うあのシーンのインパクトは、3巻のキスシーンにも勝る…
引用していいかな? 答えは聞いてない!
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ネズミの涙を始めて見た。感情に耐え切れずむせぶ姿を初めて見たとき、紫苑の胸に湧き上がったのはただ一つ、愛しいという感情だった。友情ではない。思慕でもない。恋心でも畏敬の念でもない。ただ愛しいのだ。
無防備な涙がたまらなく愛しい。命にかえても守りたい。
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プラトニックホモ万歳…!(2回目)
沙布を助けに行くという名目で来ているくせに、当のガールフレンドがアウトオブ眼中すぎてすごいと思う。
いや、紫苑なりに必死なんだけどさ……ちゃんと想ってもいるんだけどさぁ…!
そもそも、沙布が「紫苑が“誰か”を追いかけている」って気がついている時点で。
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あなたは誰を追いかけていたの? 誰の傍らにいることを望んだの? 誰にそこまで焦がれているの? あなたの伸ばした指先に、立っているのは誰? わたしではだめだったの?
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↑ここで震えたわー…
片想い切ないなー、けどライバルが男だと知らない沙布/(^O^)\
わたしではだめだったの? っていうのは広ーい意味の「パートナー」的なものなんだと無理矢理考えても無理www紫苑が夢中すぎて恋敵にしかwwwww
紫苑とネズミは出会いが運命的すぎたからな…読んでいると、魂レベルで惹かれあっている感じがしてたまらない。
その他もろもろ。
月薬さん死亡。予想はしてたよ! でも残された莉莉が可哀想すぎてへこむ…!
イヌカシに芽生えた母性とかもいいなーと思った。あーもー可愛いなー。
沙布は姿形は変わっていなさそうでちょっと安心。いや、明確な描写がなかったので断定は出来ませんが、紫苑がすぐに沙布だとわかって手を伸ばしたくらいだから、脳だけとかそういったことにはなってないみたい。
沙布とネズミが会話を交わしたら、沙布はネズミが紫苑の追いかけていた相手だっていうことがわかるんだろうか。わかるだろうなぁ、聡いから……
まぁ、沙布が言葉を発することのできる状態かはわからないので、まだ予想というよりも想像の域を出ません。次巻はついに紫苑との再会だ! 頑張れ沙布。
うーん、もう次かその次で最終巻なんですよねー…どうなるのかなぁ。
伏線の回収とかもどうなんだか。あさのさんはあえて伏線を回収しないところがあるからなぁ! 「福音の少年」「透明な旅路と」「地に埋もれて」の評価やレビューが肯定派と否定派の真っ二つに割れるのは、そのせいもあると思うんだ……
私は伏線回収しない感じの話はわりと好きなので、ファンをやっているわけですが。
想像の余地ってやつだと捕らえれば、それがたまらなくなるんですけどね。
妄想がライフワークなもので、名言されないのは非常に助かるwww
こんなものかな?
次はあさのさんの「THE MANZAI」5巻を
読むよ!読んだよ!
ところで、THE MANZAIはドラマCDになっているのを知っていますか!
聞きたいけど、どこにも売ってないんだこれが。
瀬田歩:石田彰
秋本貴史:中井和哉
萩本恵菜:松岡由貴
森口京美:野田順子
高原有一:真殿光昭
蓮田伸彦:佐藤まさよし
篠原友美:瀧本富士子
瀬田(母):浅井晴美
秋本(母):中川和恵
瀬田一美:木村まどか
教頭:坂口哲夫
江河先生:中田雅之 ※The MANZAIのみ
男子:小泉一郎太 ※The MANZAIのみ
来菅充:遊佐浩二 ※The MANZAI 2のみ
校長:水内清光 ※The MANZAI 2のみ
来菅(母)/看護師:織田芙実 ※来菅(母)はThe MANZAI 2のみ、看護師はThe MANZAI 3のみ
コンビニ店長:武虎 ※The MANZAI 2のみ
萩本(父):乃村健次 ※The MANZAI 3のみ
三瀬:広瀬正志 ※The MANZAI 3のみ
医師:幸田昌明 ※The MANZAI 3のみ
男子:出先拓也 ※The MANZAI 3のみ
ちらほら豪華ですよねwwwwww
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