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2008/07/01(Tue) 14:31:40
欲
ここ1週間、読書欲が半端ない。読んでも読んでも!
西尾維新の戯言シリーズは文庫で出ている2冊とも読んでしまって、今は既刊の分を買わないように必死です。
微妙に繋がりのある霧崎の方を買おうかとも思ったんですが、戯言が文庫になるのに、霧崎がいずれ文庫にならないってことがあるだろうか、いやない(反語)と思ったら手が出せません。
じゃあ繋がりのない話を買おうかと思ったところで、そっちはハードカバーだからお高いっていうね!
ここでも金銭が立ち塞がるか……
じゃあ他作家はどうなんだという感じなんですが、私は1作読んで、その話が好きだったならば、今後一生その作家が書くものが好き、苦手・嫌いだったならば、本人・作品のみならず、それこそ、その作家を形作った環境まで憎み嫌うタイプです。
単に、視野が狭いのだと思います。「あ、この人合わない」と思ったらすぐに切り捨て。
だもんで、下手に自分が苦手とするタイプにぶち当たらないように、なるべく文庫は買いません。
その作家を続けて読みたいと思うのなら、吟味に吟味を重ねて、自分に合いそうなものを選ばねばならないので、すごい手間が……
ラノベは漫画感覚で、自分に合わないと感じれば続刊を買わないまでなんですが。その作家が書いたものはなるべく避けるけど、嫌悪するまではいかないというか。
日本語日本文学科なんてところに所属しているので、好き嫌いせず何でも読んだ方がいいのだろうなとは思うんですが……でも私、もう太宰の作品は愛せないよ!(笑)
いやぁ……「人間失格」は、強烈だよね……「駆け込み訴え」にもドン引きしたけど……
面白いかどうかじゃなくて、合うか合わないかなんです。
読後に、どろっと濁るようなものが胸の内に残る話が苦手。
だから太宰、ついでに村上龍も、苦手……というより、彼らの思考が怖いです。理解が及ばないから。
私がたぶん一生かかっても煮詰めきれない絶望とか、想像できない感情のうねりだとか、体感したことのない質感だとか、日常からおよそ離れた、独特の哲学だとか……理解できる範囲を超越している彼らが怖い。
人間って理解できないものに魅力を感じて、それの度が過ぎてしまうと途端に恐怖にシフトされるもんなんじゃないかなと思うんですが、まさにそれですね。
一度好きになればその人のどんな作品でも愛せる盲目さもあるので、簡単な奴といえばそうなんですが(笑)
次は誰を買おうかな……有川浩さんあたりでしょうか。ずっと「空の中」が気になってる……
山田詠美とか……ああ、横溝はやめておこう(笑)
古典とか近代に立ち返ろうかなぁ。いっそ昔買ったラノベを掘り返してみるか……Missingも久々に読みたい。
つーかその前に、狼と香辛料の1巻と、少年陰陽師とレンタルマギカの最新巻を読めっつー。
買ってそのまま放置してるよ!
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